【創作】ネタノートというか、なんか、考察?的な物。

 日記と呼ぶのもおこがましい更新頻度。

 最近、趣味の小説創作関連で色々、と言っても、熱心に活動してる人に比べれば大したこともないが、活動してる。

小説家になろう」と言うサイトのユーザーの有志による企画、空想科学祭に参加したのがきっかけで、もう一個別の企画にも書き下ろしではないものの作品を登録したりして、
なんとなく、余暇を割く割合の中で最近ちょっとホットな感じ。

 んだもんで、ちょっとそれ関係の事で、日記でも書こうかなぁ。と。

 このブログを見てくれているユニークなユーザーがどれだけ居るのかは存じませんが、仮にいらっしゃったとして、そのユーザーの興味が未熟な素人小説書きの武倉に興味をお持ちなのかは存じませんが、あしからず。
 
 で、何書くかってなぁ、ネタというか、ネタの種と言うか、思いつきというか、多分実現しないような気もするけども、ネタをこねくり回すのがなにより一番楽しいので、そんんか感じ。

 今年も参加してる空想科学祭と言う名のSF小説競作企画。も、とある通り、去年も参加したわけですが、去年の参加作品が「Mono語(モノガタリ)」と言うタイトルのSFでした。

 どういった作品か、と言うとですね。
「Nr(なんの略だったか忘れたw)サービス」と言う、読者の周囲の情報を拡張現実上のタグから読み取り、今読んでいる電子書籍に固有名などを反映させると言う物を描いたものでした。作中に登場する駅やビルや施設名などが、自分が今居る場所のそれに置き換わることで臨場感が増し、物語の筋は変わらぬままに読者一人一人にパーソナライズされた小説があったら興味深かろう、と言う近未来SF短編です。

 もし、ご興味ある方はこちらをどうぞ。
 http://ncode.syosetu.com/n7617v/(Mono語)

 で、ですね、空想科学祭と言う企画に参加してることからもお分かりな通り、SFが好きなわけです。でもって、理系の学問はちんぷらかんぷらなわけなので、サイエンスを真剣にフィクションするのは出来ないので、個人的に自分の書くSFはソサイエティフィクションとか自分では思ったりしてるわけで、要は、なんかそう言う技術で変遷した文化とか価値観とかそういうの在り方を描けないかなぁ、面白おかしく、とか考えてるわけです。
 
 
 で、ですね、今年は小説は小説でも、企画が行われている「小説家になろう」というサイトのインターフェイスに特化している小説を書いたりしたわけです。
 
 こちらも、一応、リンク貼っときますので、もしよろしければ。
 http://ncode.syosetu.com/n3078bi/(夢を叶える仕事)

 で、ですね、どちらにも共通する「デジタルな環境で文章を綴る」ということからなんか出てこねぇかなぁ、と。

 
 で、ですね(いい加減しつこいかw)、まぁ、そのデジタルってものにはコピー可能性という大きな特徴がある、と。
 でもでも、そもそも文字、と言うか言語って原型(アーキタイプ)があって、ひたすらにそのコピー&ペーストの繰り返しで意味を紡ぐわけじゃないですか。
 一つ一つに辞書にも乗ってる語義ってもんがあって、その無数なコピペがこれまでにないユニークな意味を生み出していると言う行為があるわけです。その語義もこれまでの文字の使用の中で培われ、単なる辞書的な語義以外にも、読む人がその言葉に触れてきた文脈に依拠するニュアンスみたいのを背負ってるわけです。
 
 そういったものを企図して意識させるもんが書きたいなぁと言うネタの種があるわけです。「モザイクブルースカイ(仮題)」と言うタイトルでイメージしてるものが。

 青空文庫ってあるじゃないっすか。あれって、文字が全部デジタルデータになってて検索可能かつ著作権切れでコピペも自由自在なわけですよ。
 過去の著名な作品をぶった切って、ひと固まり意味の文節にする、と。
 で、それを繋ぎ合わせて、文章を綴る、と。
 すると、言葉と言葉を繋いで作る文章って意味では変わりないんだけども、例えばこの「青い空」って言う言葉は、ただの「青い空」でなく、芥川の小説に出てくる「青い」と太宰の小説に出てくる「空」を繋ぎ合わせたものです明示することで、言葉が文脈に拠って規定され、その連続が言葉にニュアンスみたいのを持たせてるっていう現象が強制的に意識される気がすんのよね。

 そこに紡がれる文章は全く新しいものなんだけども、それが造語とか新しい固有名詞とかを含まない限りは、そこに出てくる単語は、これまでの言語の歴史の中でなんども使われてきた物なわけで、その新しくなさ、と言うか、その新しくなさをそうやって明示する事で逆説的に強調される創造(クリエイティブ)が持つ新しさ、みたいなのってインタレスティングじゃね、とか思うわけです。

 何時か、書いてみたいなぁ、と思うわけです。そんな感じ。
 


エッセイ・随筆 ブログランキングへ


芸術・人文 ブログランキングへ